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更新日：２０２５年３月２日 |
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 ディスクトップ型スピーカーを比較する |
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| 約3年間に渡ってディスクトップ型スピーカーを製作してきました。寸法はどれもほぼ同じでスピーカーユニットのみが異なるダブルバスレフ構造となっております。それ以前にはフロア型ばっかり作っていたのですが、オーディオシステムをよりコンパクトにしたいことと、内容量の大きいシステムから出る低音に少し納得がいっていなかったことで、製作をディスクトップ型にシフトしてきました。今年(昨年?)はついにStereo誌によるスピーカー祭り(?)がなかったので、古いユニットを使って製作をしましたが、ここで少しまとめをしておきたいと思います。各々製作の詳細はそれぞれの記事を参照下さい。 | |
| MarkAudio製6cmフルレンジ(Stereo誌2022年)を作ろう | |
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| （MarkAudio製6cmフルレンジ：Stereo編2022年） | |
| MarkAudio製シリーズの最後に登場したユニットです。個人的にはかなりお気に入りのスピーカーになりました。口径6cmとは思えないくらい迫力があります。スピーカー軸上20cmで測定した特性を記します。とても良く出来たスピーカーと思います。 | |
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| （軸上での周波数特性） | |
| ディスクトップ型でありながらダブルバスレフの特性が良く出ていると思います。昨年まではこの特性でもって色々考えていたのですが、普段音楽を聴いている環境で測定したらどうなるかと思い今年からその特性も測定しています。今一度このスピーカーでその特性を測定してみます。 | |
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| （ディスクトップ型スピーカーとオーディオシステム） | |
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| （リスニング位置での周波数特性） | |
| ディスクトップ型スピーカーで鑑賞する時のリスニング位置について簡単に説明しておきます。スピーカー間は約60cm、スピーカー面からリスニング位置までは約80cm、スピーカー軸から約20cm下方向で音楽を鑑賞しております。その位置で測定した特性になります。部屋の構造が天井まで約2.4mの典型的な日本家屋なので、その影響からか共振周波数の140Hz付近で急激に特性が変化しているようです。でも聴感では低音も豊かに聞こえています。 | |
| wavecor製6cmフルレンジ(Stereo編2023年)を作ろう | |
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| （wavecor製6cmフルレンジ：Stereo編2023年） | |
| 前年までのMarkAudio製に比べるとダンパーの動きが少し硬いように感じるユニットです。中域から高域にかけてなだらかにレベルは下がっています。ダブルバスレフの構造は2022年と同じですので、60Hz付近にピークのある低域の特性は良く似ています。個人的には2022年のMarkAudio製が良く出来ていたので、このスピーカーはメインにはなれませんでした。 | |
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| （軸上での周波数特性） | |
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| （ディスクトップ型スピーカーとオーディオシステム） | |
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| （リスニング位置での周波数特性） | |
| リスニング位置での特性は2022年のMarkAudioと良く似ています。高域の落ち方が激しいのはユニットの特性から来ていると思いますが低域から中域は同じような感じです。この要因は部屋の構造によるものが大きいかもしれません。 | |
| 今年(正式には昨年)も待っていたのですが、ついにスピーカー祭り(?)は終焉となった模様です。まあ正式アナウンスがあった訳ではありませんので、今後どうなるかはわかりませんが、私といたしましては1年に1回はスピーカー工作をしたいのです。そこで今年は2019年のMarkAudio製のユニットを引っ張りだしてきて製作を行いました。 | |
| MarkAudio製8cmフルレンジ(Stereo編2019年)を作り直す | |
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| （MarkAudio製8cmフルレンジ：Stereo編2019年） | |
| フロア型で今まで稼働していたものをディスクトップ型に変えました。特性も大きく変わっています。エンクロージャーの設計でここまで変わるとは思いませんでした。しかしながらダブルバスレフ構造によるキレの良い低音の魅力は充分に出していると思います。2.5kHz付近のディップが多少気になるところではありますが、聴いている限りは問題ありません。 | |
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| （軸上での周波数特性） | |
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| （ディスクトップ型スピーカーとオーディオシステム） | |
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| （リスニング位置での周波数特性） | |
| なんかちょっと驚いています。リスニング位置での特性はどのスピーカーも似たり寄ったりになりました。高域の特性はユニット自体のものが表れていると思いますが、低域から中域は同じようなカーブを描いています。今の私のシステムではこのスピーカーがメインになっていますので、聴感的にはとても良いスピーカーが出来たと思っています。まあ、この辺りはこの好みの問題もありますので、どのスピーカーが優れているとはいえませんが、エンクロージャーの構造が同じなら、同じような特性になるということです。また部屋の構造も影響する特性になるのではないかと思いました。来年もスピーカー祭り(?)が無ければ、現在唯一残っているフロア型スピーカーが餌食となる予定です。その時もこのエンクロージャーの構造になるかと。でも、前回の製作記事で記したように内部構造の寸法の変更は行うつもりです。 | |
| 今年もスピーカーで音楽を楽しむ生活を送っていきたいと思います。引き続きオーディオクラフト工房をよろしくお願いいたします。 | |
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