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更新日：２０２５年６月２２日 |
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 FMステレオラジオにオフタイマーを追加する |
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| 久しぶりのページ更新になります。都合でメインシステムの部屋とサブシステムの部屋を行き来しているので、製作のスピードが少し落ちております。今回も完全新作ではなく、過去製作機器の改造になります。 | |
| 過去に製作したFMステレオラジオですが、順調に稼働を続けております。これは電池駆動なので、つけっぱなしが気になるこの頃です。そこでオフタイマーの機能を追加しました。タイマー時間が過ぎると自動的に電源がOFFになるので、ラジオを聴きながら寝落ちしても安心ですね。それでは改造を見ていきましょう。今回も改良した部分しか説明しませんので、過去記事も参照下さい。 | |
| FMステレオラジオにメモリーを追加する | |
| FMステレオラジオを再び・追記 | |
| FMステレオラジオ再び | |
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| （オフタイマーを追加したFMステレオラジオ） | |
| どうやってオフタイマー機能を追加するかを考えます。指定した時間が経過すれば電源スイッチをOFFすれば良いのですが、さてどうするか。私はこう考えました。まずは追加部分の回路構成を記します。 | |
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| （オフタイマーを実現する回路構成） | |
| Photo MOSリレーを電源スイッチに並列に取り付けて、FMステレオラジオのマイコンからコントロールすることで、オフタイマーを実現します。もちろんオフタイマーが動作している時には物理的な電源スイッチはOFFにしておく必要があります。現物を改造してオフタイマーを実現しようとしているので、その辺りはご理解下さい。 | |
| さてPhoto MOSリレーに何を使うかですが、私はAmazonで買える部品をチョイスしました。秋月とかではもっと他の部品もあるとは思いますが、1個しか使用しませんので、速攻でポチリました。少し前の部品だとは思いますが、Panasonic製の部品になります。今更ですが、ON抵抗が少し高いのが気になりましたが、実用上は何の問題もありませんでした。 | |
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| （PIC32MXマイコンのポート割り付け） | |
| オフタイマーの設定に使用するSW4を追加しました。Photo MOSリレーを制御するポートも追加しています。 | |
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| （スイッチ操作一覧） | |
| SW4を押す毎にオフタイマーの時間を15分ずつ増加するようにしました。最大時間は60分です。オフタイマー機能を解除するには、オフタイマーの時間を0にして下さい。液晶の画面表示にオフタイマーの機能を追加しました。 | |
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| （通常の表示） | （オフタイマー15分） |
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| （オフタイマー30分） | （オフタイマー45分） |
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| （オフタイマー60分） | （残り時間表示） |
| オフタイマーは残り時間を表示しています。オフタイマー実行中もオフタイマーの再設定は可能です。実行中にオフタイマーの機能を無くすにはタイマー時間を0にして下さい。 | |
| PIC32のソフト開発ですので、Harmonyを使用しております。今回ちょっとトラップに引っかかってしまったので、そこを少し説明しておきます。 | |
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| （TMR2を追加） | |
| オフタイマー機能にはタイマー2を使用しました。内部クロックを使用するので簡単です。 | |
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| （TMR2の詳細設定） | |
| マイコンはPIC32MXを使用していますが、FMステレオラジオではマイコンの高速化は必要ないのでクロックは8MHzとしています。タイマー2のクロックには1/256したものを使います。そしてタイマーの周期は2秒とします。まずはここで引っ掛かりました。私の勉強不足かもしれないですが、タイマー割り込みはどうやら両エッジで掛かるらしく、1秒毎にカウントをするにはタイマー設定は多分そうなります。 | |
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| （タイマー2割り込みを有効にする） | |
| プログラム上でタイマー2割り込みを許可してもタイマー割り込みは発生しません、ここでかなり悩みました。なんと、上記の部分をチェックしないと割り込みが発生しません。私だけかもしれませんが、ここ重要です。これらをクリアしてやっとオフタイマー機能を組み込むことが出来ました。 | |
| さて、どんどん改良を加えてバージョンアップしているFMステレオラジオですが、まだまだやれることはあると思います。これからもオーディオクラフト工房をよろしくお願いいたします。 | |
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