楽しむ電子遊戯（５７）

PIC16F84電子遊戯（５７）

最終更新日：２００２年１月１２日

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仮面ライダーシステム・その５「アンノウン・ジャガーロード黄」を作ろう

まずは完成した上部と内部の写真を見て下さい。

（完成上部の姿と内部回路）

いかがでしょうか、ちょっと変わった仮面ライダーシリーズになりましたね。
いきなりですが、すばらしい点灯の様子を見てみましょう。

（ＬＥＤの点灯の様子）

不思議ステッキのＬＥＤの点灯は７種類のパターンを変えることが出来ます。
目は無気味（？）に光っています。体内から怪しげな発光を繰り返します。
（単にＬＥＤの光が漏れているだけっだたりして・・・・・）

仮面ライダーシステム・その５の基本仕様

基本システムは「Ｖ３」と同じです。一応基本仕様の説明をします。

１）ＳＷ１を押すと一連のＬＥＤ点滅動作を２０数秒行います。
動作後は自動的にＬＥＤは消灯します。
２）ＳＷ１を押すという行為は入力の「ＩＮ１」からでも可能です。
３）ＳＷ１を押した直後に「ＯＵＴ１」より、他のシステムを動かす為の信号を出力します。
４）一連の動作終了後「ＯＵＴ２」より、他のシステムを動かす為の信号を出力します。
５）ＳＷ２を押すごとに発光パターンが変化します。ＳＷ２からでもＬＥＤ点滅動作に入ることが出来ます。

以上のように、このシリーズの製作機器を「ＩＮ」「ＯＵＴ」で接続することにより、多彩な動作が可能となることを目指しております。
一応、わかりやすいチャートで記しておきます。

（動作チャート）

仮面ライダーシステム・その５のポート割付

ポート名	入出力	機能
RA0	OUT	「ＯＵＴ１」出力
RA1	OUT	「ＯＵＴ２」出力
RA2	OUT	N.C.
RA3	OUT	N.C.
RA4	OUT	N.C.
RB0	OUT	目（白色ＬＥＤ）
RB1	OUT	不思議ステッキ（青色ＬＥＤ）
RB2	OUT	不思議ステッキ（緑色ＬＥＤ）
RB3	OUT	不思議ステッキ（赤色ＬＥＤ）
RB4	OUT	N.C.
RB5	OUT	ＳＷ２（発光パターン変更）
RB6	IN	ＳＷ１（アクションスタート）
RB7	IN	「ＩＮ１」

仮面ライダーシステム・その５の目の白色ＬＥＤの点滅

ＬＥＤの点滅方法は今までと同じです。細かい点滅を繰り返しながら輝度を変化させています。
約0.2msecのタイマー割り込みを256回カウントして50msecごとに変化させています。
目のＬＥＤは、まるで息をしているようかのタイミングで輝度を変化させています。
目は完全に消灯しないようにしました。

目のLED

（目のＬＥＤの輝度変化）

仮面ライダーシステム・その５の不思議ステッキのＬＥＤの変化

不思議ステッキの輝度変化には３種類のパターンしか使用しません。
といっても１色は消灯させているで実質は２色のＬＥＤがからんで点滅を繰り返しています。
中心色を１色としてそれにもう１色がちょこっと色を添えるという感じです。

LED(1)	1	2	3	4	5	6	7	7	7	7	7	7	7	7	7	7	7	7	7	7	7	6	5	4	3	2	1
LED(2)	0	0	0	0	0	0	0	1	1	2	2	3	3	4	3	3	2	2	1	1	0	0	0	0	0	0	0
LED(3)	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0

（不思議ステッキのＬＥＤの輝度変化）

３種類の輝度変化パターンを３色のＬＥＤにそれぞれ与えることによって７種類のパターンを作っています。少ないデータで変化のバリエーションを増やすことが出来ました。

発光パターン	青色ＬＥＤ	緑色ＬＥＤ	赤色ＬＥＤ	発光色の変化
パターン(1)	LED(1)	LED(2)	LED(3)	青色＞水色＞青色
パターン(2)	LED(2)	LED(3)	LED(1)	緑色＞黄緑色＞緑色
パターン(3)	LED(3)	LED(1)	LED(2)	赤色＞紫色＞赤色
パターン(4)	LED(1)	LED(3)	LED(2)	青色＞紫色＞青色
パターン(5)	LED(2)	LED(1)	LED(3)	緑色＞水色＞緑色
パターン(6)	LED(3)	LED(2)	LED(1)	赤色＞黄色＞赤色
パターン(7)	LED(1)	LED(1)	LED(1)	白色

皆さんも各自で輝度変化のパターンを改造して独自の点滅を楽しんで下さい。

ということで、今回は、ここまでとしましょう。次回以降もよろしくです。

これからも益々面白くなる「PIC16F84電子遊戯」をよろしくお願いいたします。

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