PIC16F84電子遊戯(82)
最終更新日:2002年8月28日
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ニッケル水素充電池簡易充電器のタイマー部の回路図
今回はまずいきなりタイマー部の回路図を見て頂きましょう。
(タイマー部の回路図)
極めて簡単な回路ですね。はっきり言いまして前回説明した充電部とは何の関係もありません。電源を投入すればいきなりタイマー部が動作するようになっております。
ニッケル水素充電池簡易充電器のタイマー部の基本仕様
1)電源を投入すればいきなりカウントダウンを始めます。
2)表示は2桁で時間のみ表示します。
3)秒のカウントは下の桁のドットを1秒おきに点滅させます。
4)カウントは12時間半と14時間半の二通りがあります。スライドSWで時間を切り換えます。
5)カウントダウン終了後はドットの点滅を終了します。
もう一度動かすときは再び電源を投入してください。
ニッケル水素充電池簡易充電器のタイマー部のポート割付
ポート名 入出力 機能
RA0 OUT 7セグ上位桁制御
RA1 OUT 7セグ下位桁制御
RA2 IN 設定時間切り換え
RA3 OUT NC
RA4 OUT NC
RB0 OUT 7セグ(e)
RB1 OUT 7セグ(d)
RB2 OUT 7セグ(c)
RB3 OUT 7セグ(b)
RB4 OUT 7セグ(a)
RB5 OUT 7セグ(g)
RB6 OUT 7セグ(f)
RB7 OUT 秒点滅表示
ニッケル水素充電池簡易充電器のタイマー部のカウントダウン
今回のタイマー部は以前の製作の「99分タイマー」をベースにしています。
タイマー割り込みで時間をカウントしていますが、充電器の時間なので、それほど精密にはカウントしておりません。
128usecのタイマー割り込みを利用して時間をカウントします。
128usecの割り込みで約20msecの時間を作ります。
128usec x 156 = 19.968msec
これを50カウントして約1秒を作ります。
19.968msec x 50 = 0.9984sec
正確には1秒ではありません。
14時間での誤差は
0.9984sec x 60 x 60 x 14 = 50319sec
となり、約50秒の誤差です。充電時間の誤差としては全く問題ありません。
ニッケル水素充電池簡易充電器のタイマー部の全ソースリストと全HEXコード
毎度お馴染みのソースリストとHEXコードです。一緒に圧縮しています。ダウンロードしてじっくり眺めて下さい。ソースリストとHEXコードはこちらです。
ニッケル水素充電池簡易充電器の大完成
では大完成の姿をご覧下さい。
電池は2本づつ充電します。4本同時も可能ですが、私はまだしたことがありません。
電池の容量によって時間を切り換えます。まあほとんど気休めみたいなものです。
外部のACアダプターから電源を取ります。一応電圧表示をしておきます。
いかがでしたか。わざわざ充電器を作らなくても専用充電器を買えばいいのにと思わずに、自作こそ最高の楽しみと思います。でも一晩かかるの、充電に・・・・・
ということで今回はここまでとしましょう。次回以降もよろしくです。
これからも益々面白くなる「PIC16F84電子遊戯」をよろしくお願いいたします。

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