PIC16F84電子遊戯（７７）

最終更新日：２００２年７月２１日

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電圧可変型簡易ＤＣ電源の電圧計測と表示

簡易ＤＣ電源のプログラムは計測と表示を順次繰り返しています。 計測の間隔が狭いと、境目の電圧表示の時に、ＬＥＤ表示がめまぐるしく変わって何を表示しているのか良く判らなくなってしまいます。 そこで表示のタイミングの何十回かに一回の計測を行うようにしています。

d_count 計測をスキップするカウンタ

上記のカウンタを設けて表示タイミングに対して計測タイミングを減らしています。 まずはメインルーチンの概略流れを見て下さい。

d_countをデクリメントして「０」でないならＬＥＤ表示へ call set_dcount（d_countを初期値に設定） call keisoku（電圧計測） call denatu_henkan（計測値を表示データに変換） movwf count（表示データを格納） call suji_henkan（表示データを２桁に分解） movf suji_1,0 call henkan（１０位の表示データを７セグデータに変換） movwf suji_1（７セグデータを格納） movf suji_2,0 call data_henkan（１位の表示データを７セグデータに変換） movwf suji_2（７セグデータを格納） ＬＥＤ表示

d_countには８０ｈを設定して表示の１２８回に１回のみ計測を行っています。 上記の黄色の部分が表示の１２８回のうち１回処理する部分です。

電圧可変型簡易ＤＣ電源の全ソースリストと全ＨＥＸコード

毎度お馴染みのソースリストとＨＥＸコードです。 今回からソースリストとＨＥＸコードを一緒に圧縮して提供いたします。 皆さんダウンロードしてからじっくり眺めて下さい。 ソースリストとＨＥＸコードはこちらです。

電圧可変型簡易ＤＣ電源の大完成

では完成した雄姿をご覧下さい。

１０Ｖ以上のときは写真では見にくいですが、緑色のＬＥＤが点灯します。 いかがでしょうか、電子工作には大変便利な機器になると思います。

電圧可変型簡易ＤＣ電源の表示データと出力電圧

ここで表示と出力電圧の相関を測定しておきましょう。 正確には下電圧の部分で０．１Ｖほどの誤差がありますが、まあ良しとしましょう。 （パワーのある方は、皆さんの環境に合わせて、ソースを修正して下さい。） ということで、私の電子工作では大活躍しております。

隠れて見えない青色の直線が理想線でピンク色が測定値です。 いかがでしょうか、ほぼ理想を満足（？）しているとの結果が出ました。

ということで今回はここまでとしましょう。次回以降もよろしくです。

これからも益々面白くなる「PIC16F84電子遊戯」をよろしくお願いいたします。

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