PIC16F84電子遊戯（９６）

最終更新日：２００３年２月２３日

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２ＣＨ　ＯＮ・ＯＦＦ装置を作ろう

今回は実用にはあまり関係ない製作をします。ちょっと仕事で必要になったので急いで作ってみました。２系統の信号を定期的にＯＮ・ＯＦＦする装置です。 何に使うかは皆さんの自由な発想にお任せします。 それぞれについてＯＮ時間、ＯＦＦ時間を設定出来ます。 （設定時間は１秒から９９秒ですが・・） この繰り返しを永遠に行うものです。それぞれ何回ＯＮしたか回数も表示します。 （但し１６ｂｉｔなので表示は６５５３６回目で０になります。） ということで製作をスタートしましょう。

２ＣＨ　ＯＮ・ＯＦＦ装置の回路図

ではいきなりの回路図ですが見て下さい。

（２ＣＨ　ＯＮ・ＯＦＦ装置の回路図）

今回は私の製作では初めて液晶表示モジュールを使用します。 各社から色々出ているようですが、一連のＰＩＣ製作記事に使われている１６文字２行のもので全く問題ありません。（各社コンパチに出来ているようです。） リレーは５Ｖ用でそれぞれ２回路の接点をＯＮ・ＯＦＦするものを使用します。 これも色々出ていますので、各自で探して使用して下さい。 いつものように回路は複雑ではありません。

２ＣＨ　ＯＮ・ＯＦＦ装置の基本仕様

１）２系統のスイッチを定期的にＯＮ・ＯＦＦします。 ２）ＯＮ・ＯＦＦの時間は１秒から９９秒までそれぞれ設定出来ます。 ３）ＯＮ・ＯＦＦの動作を永遠に繰り返します。 ４）動作中は何回ＯＮしたかを表示します。但し表示は６５５３６回目で０に戻ります。 ５）各々の設定時間はＰＩＣのＥＥＰＲＯＭに記憶しますので、電源を入れ直しても消えません。 ６）電源は外部ＡＣアダプターから供給します。（携帯電話の充電器が重宝します。）

２ＣＨ　ＯＮ・ＯＦＦ装置の設定モード

回路図上のＳＴ／ＳＰスイッチがＯＦＦの時、設定モードになります。 それぞれのスイッチを駆使してＣＨごとのＯＮ時間、ＯＦＦ時間を設定します。

（設定モード中の液晶表示）

４つのスイッチ（ＣＨ１／ＣＨ２、ＯＮ／ＯＦＦ、ＵＰ、ＤＯＷＮ）を駆使してＯＮ時間、ＯＦＦ時間を設定します。ＣＨ１、ＣＨ２それぞれに異なった時間が設定可能です。 ソフトを手抜きしたので、ＵＰ、ＤＯＷＮキーのオートリピートは出来ません。 皆さんで使いやすいように改造して下さい。

２ＣＨ　ＯＮ・ＯＦＦ装置の動作モード

ＳＴ／ＳＰスイッチをＯＮすると、動作モードに入ります。 設定モードで設定した時間の間隔でそれぞれの動作を繰り返します。 この動作はＳＴ／ＳＰスイッチをＯＦＦにするまで永遠に続きます。 動作中は何回ＯＮしたかを表示しています。この回数表示は電源を入れなおすと０に戻ります。 動作モードから設定モードに戻った後、動作モードにした時は先ほどの回数の続きからカウントします。回数表示はこれも手を抜いておりますので、６５５３５までしか表示出来ません。その次は０に戻ります。

（動作中の液晶表示）

ということで今回はここまでとしておきましょう。続きをご期待（？）下さい。

これからも益々面白くなる「PIC16F84電子遊戯」をよろしくお願いいたします。

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