アナログレコード再生プロジェクト（７８）

更新日：２０１８年７月１０日
中森明菜を聴く(2)
久しぶりに中森明菜さんを聴きます。先日明菜さんの過去のアルバムがアナログレコードで新たに発売されたので私も勢いで一枚購入ししました。アルバムはもちろん「BEST」です。当時のものも中古で購入していましたので、良い機会ですので比べてみましょう。まずは当時のアナログレコードから聴きましょう。
（BEST：1986年）
タイトル通りのベストアルバムです。A面1曲目「スローモーション」、なぜか今聴くと音がとても良いです。これがアナログレコードの威力でしょうか。同じアルバムのCD盤を持っていますが、CDより音がとても良いです。花の82年デビュー組としてはとてもインパクトのあるデビュー曲でした。すみません私はキョンキョン派でしたので、それほどは入れ込んでいませんでしたが。A面2曲目「セカンド・ラブ」、3曲目のシングル。当時の売り出し方として明菜さんはバラード調のような曲と激しい曲を交互にシングルを出していた時代です。82年組としては一番歌唱力のあるアイドルでした。何を歌っても上手かった。A面5曲目「サザン・ウインド」、私はこの曲が一番好きです。メロディも良いですがアレンジがとても気に入っています。8曲目のシングルです。今聴いてもとても良い曲です。時代を経ても良い歌は忘れませんね。とても新鮮に聞こえます。B面2曲目「ミ・アモーレ」、11曲目のシングルです。私見ですが、シングル11曲目〜13曲目までが少し中だるみの時期ですね。彼女にはもっと激しいのを歌って欲しいのです。この曲も良い歌なんですが、何か私にくるインパクトが少ないっていうか。B面3曲目「飾りじゃないのよ涙は」、10曲目のシングル。いいですよねこの曲。メロディ、歌詞、歌声、アレンジ、どれをとってもとても良い曲と思います。この10曲目までが私的にはとても充実していると思います。B面4曲目「十戒(1984)」、9曲目シングル。まさかの高中正義さんが関わったトップアイドルへの提供曲として注目の1曲です。次から次へとミラクルに姿を変える明菜さんのその歌への取り組みに感心した頃です。サビのフレーズといいとても心に残る曲です。B面6曲目「1/2の神話」、4曲目シングル。このツッパリ感が当時の明菜さんとのギャップ感がなんともいえないそのプロデュース力に驚きました。この曲の影響で私は作曲者の大沢さんのLPをしっかり買ってしましったのです。いいかげんにして〜え。B面7曲目「少女A」、2曲目シングル。衝撃の歌でした。当時の私はこの曲で一気に中森明菜という存在が世間に姿を現し、私達の前でその堂々として歌う仕草がなんともいえないくらい少女Aでした。とてもインパクトがありました。
（BEST：2018年）
今回発売されたアナログ盤は2012年リマスター音源による2018年最新カッティングで180g重量盤です。やっぱりアナログレコードって、もの凄いと思います。高音質でディテールがきめ細やか。何かの記事に今後残っていくのはアナログレコードとストリーミングって書いてありました。手軽に聴くのはストリーミングで家でじっくり聴くときはアナログレコードっていう具合。CDもダウンロードもいずれなくなるっていう話。私もそう思います。このアナログレコードの素晴らしさを改めて感じています。これはCD音源やダウンロードでは味わえない感覚。とても素晴らしく思います。今日は既に語り尽くしているので曲ごとのコメントは無しで、今最新のアナログレコードをじっくり聴いていきたいと思います。自作のオーディオ機器から再生されるサウンドはこれまた素晴らしい。こうして聴いてくると2012年リマスターもオリジナル音源を尊重しているようで聴いている側としてはありがたいです。あまりきついと曲のイメージが変わったりしますから。それでも音ひとつぶひとつぶが綺麗に聞こえるようにと際立たせているのでしょう。とても細かい部分まで配慮が行き届いていると感じました。まあ曲によってはちょっと違った感じに聞こえるのもあります。普段バランス型のアンプとヘッドフォンで聴いている効果かもしれませんが左右の分離が素晴らしい。そしてアナログレコードの潜在能力ってすごいと思います。1本の針から再生されるこの不思議。やはりこのメディアは後世に残していかないといけないと思います。空間表現も素晴らしい。この立体感、奥行き感、なんとも言えません。こうして聴いてまた思うのはやっぱり80年代の音楽って最高だったと思います。そしてそれを今の時代に蘇らせてくれるアナログレコードに感謝です。
当時のレコードと今改めて発売されるレコードの聴き比べもまた楽しいですね。ということでアナログレコードへの興味は尽きることはありませんね。これからもどんどん聴いていきたいと思います。そして楽しい音楽生活を楽しみましょう。

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