アナログレコード再生プロジェクト（５５）

更新日：２０１７年１０月２６日
酒井法子を聴く
今回は酒井法子さんを聴きます。この頃は既にCDがLPを抜いていた時代ですので、それなりに貴重と思われます。なんとか初期の4枚のアルバムを集めることが出来ました。
（Fantasia：1987年）
A面1曲目「男の子になりたい（アルバム・バージョン」、今更ですが、私はリアルタイムで酒井法子さんのファンでした。今は無きVHDという映像DISKを持っていたのでした。もちろんVHD再生機も。この曲もよく覚えています。これはアルバムバージョンということでアレンジが変わってるかもです。法子さんの声質がとても若いです。デビュー曲ですが、アイドル冬の時代に突入する前のデビューですから、ぎりぎりでアイドルだったわけです。この曲はとても法子さんらしいサウンドと思います。A面4曲目「マンモス・ラッキィ BOY」、ちょっと可愛いサウンドです。法子さんの歌い方もとても可愛いです。曲調もポップでアイドルらしい歌です。私が聴きたくなる歌系は声質でチョイスしてるかもしれません。私に波長が合うっていうか何かそんな感じがします。もちろん曲調とかサウンドもフィットしているんだなあとは思います。B面1曲目「渚のファンタシィ」、思い出しましたよこの曲。シングル2作目ですね。今改めて聴くとちょっとメロディ的に難しい曲だと思います。歌は上手いのですが、スタートダッシュで伸び悩んだ理由はこの曲かもしれません。でもとても特徴のある曲です。B面2曲目「若葉マークに首ったけ」、このサウンドはいいですね。メロディはシンプルですがサビの部分が何かの哀愁を誘っています。そして法子さんの歌声がまた透き通っていて聞いてて気持ちがいいです。歌詞はいかにもアイドルソングですが、ちょっと癖になるサウンドです。B面4曲目「哀しきモナムール」、おっとこれはイントロから何か惹かれるものを感じます。うん、これはいい歌です。法子さんの歌声が活かされています。ちょっと物憂げに歌う法子さんの姿が目の前に浮んできます。とても大人びた雰囲気を感じます。サウンドはとても優しく法子さんを包んでいます。心癒される曲です。シングルを除いてこのアルバムで一番良かったと思います。私達がアナログレコードで楽しめるサウンドはどうしても80年代までです（今の新譜は除きますね）。それ以降も良い歌は沢山あるはずです。是非とも今後はそんな曲もアナログレコードで出して頂きたいです。でもその前に当時のアナログレコードで当時の歌を楽しめる今に感謝です。
（夢冒険：1988年）
12インチの45回転アルバムです。カラーレコードをやっと入手出来ました。A面1曲目「夢冒険」、私にはとても懐かしい。TVで歌っているのりピーが頭に浮んできます。45回転ですので音がとても良く聞こえます。なんともいえないこのメロディラインが私の心に響いてきます。ライナーノーツにはNHKのアニメのテーマソングと記載されています。こんなところもアナログレコードの良いところです。A面2曲目「フィヨルドの風」、この歌とても好きになりました。初めて聴いた曲と思いますが、とてもスピード感があって、Aメロのメロディラインが私を呼んでいます。80年代後半の世界に。とても懐かしい気持ちになりました。のりピーっていつ聴いても歌うまいです。やっぱりソロでこうして歌えるアイドルって素敵です。B面1曲目「ノ・レ・な・い・Teen-age」、これも懐かしい。好きな曲です。私の心を揺さぶるこのメロディライン、いいですね。サビの部分は感激で涙が出そう。私に何かあったトラウマか。おっさんになったからなのか。のりピーの声にやられたか。ノレない青春お断りッ！ってところにやられてます。B面3曲目「キャッチワードが切り出せない」、私の好みのイントロで始まりました。やっぱり45回転は音いいですね。この曲のメロディもいいです。特にサビの部分がくせになりそう。こうして聴いてくるとふだんCDでは聴けない掘り出しの曲にめぐり会えます。そんな発見も出来るアナログレコードって素晴らしい。12インチ45回転6曲入りって今でも充分通用するのではと。皆さんも是非聴いてみてください。
（GUANBARE：1988年）
A面1曲目「DON'T STOP GENKI」、この曲いいです。初めて聴くアルバムですがのりピーの若くて可愛い声がいいですね。曲調も元気いっぱい。とても楽しい歌です。のりピーは聴き易い声質と思います。のりピーにこういう時代があったことを私は正しく受け止めてあげたいと思います。A面3曲目「土曜だけはシンデレラ」、この曲も同じような曲調になってますね。もっとガラリと変えても良いかと。まあ元気なのりピーの歌を聴けて私も元気をもらえますから。声は相変わらず可愛いです。A面5曲目「17ビート」、いきなりサビから入るパターンです。曲調としてはちょっと寂しげなサウンドです。もうちょっと盛り上がってもよいとは思いますがちょっと大人びたのりピーを演出するためかな。B面1曲目「GUANBARE(ALBUM MICX)」、シングル曲のアルバムミックスです。オリジナルはリアルタイムでよく聴きました。一応のりピーも応援してましたから。今こうして聴くと、のりピーの初期の名曲のひとつと思います。のりピーにがんばれって言ってもうらうと私も元気になります。B面3曲目「雨粒は優しくて」、バラード調です。うん、時々はこんな曲も聴きたい。こういうところがアルバムの良いところですね。緩急があるっていうか。シングルでは聴けないサウンド。時には名曲も隠れている。これがこのアルバムで一番好きな曲かも（シングルは除いて）。とてもしっとりとしていて、のりピーのボーカルもピッタリとサウンドに合ってます。B面5曲目「ミーハー」、イントロから何かを感じさせる雰囲気。曲調はとてもリズミカル。今にも踊りだしたくなるサウンド。いいですね。ちなみにミーハーは、ミーハーという言葉と、Me,Herをかけてるようです。のりピーのボーカルと、のりのりサウンドに元気を頂きました。1988年のアナログレコードなのでほぼレコードの終末期。こうして今聴けること自体が奇跡なのかもしれません。
（Lovely Times：1988年）
A面1曲目「ビート・ハート」、とてもリズミカルなサウンドです。のりピーの可愛い声がとてもキュートです。そして上手。疲れた身体を元気にしてくれる曲です。ウキウキ気分になりますよ。A面4曲目「POPにいこうよ」、イントロのアレンジから惹かれます。私の好きなサウンドです。のりピーのボーカルがとても綺麗に聞こえます。この曲全体を通してとても音がいいです。やっぱりアナログレコード。素晴らしい音楽をありがとう。B面3曲目「STARDUST WAVE」、これはいっきにスローバラード調。またまたのりピーの可愛い声がとてもいい。静かな歌にもその声質がピッタリ合ってます。とても好きな歌です。聴き方によっては聖子さんのようにも聞こえますが、いやこれはのりピーの歌声。良かったです。B面4曲目「1ページのAugust」、イントロからアレンジが素敵です。曲調は一気にポップな雰囲気に。ノリノリになれます。明るいのりピーにぴったり。メロディラインは難しそうですが、サビの部分はとても気持ち良く聞こえてきます。とても明るいサウンドです。B面5曲目「1億のスマイル-PLEASE YOUR SMILE-」、シングル曲です。これはよく聴きました。メロディラインが好きです。サビもまたいい。アレンジモ最高です。のりピーらしいサウンド。可愛い声も曲にマッチしています。何かとても懐かしい気持ちになりました。こうして私を当時の記憶に呼び戻してくれるアナログレコードに感謝です。このアルバムも良かったです。音もまた良い。
どのアナログレコードを聴いても全ての曲に対して私なりのコメントをノートに記しています。そしてまとめて公開する時に、いくつかの曲をチョイスして書いてます。アルバムを聴く順番はばらばらですので、表現の仕方にばらつきがあることをご理解下さい。こうしているうちにもまだ聴いていないアルバムはどんどんたまってきます。もっともっと聴かなければ。そうして楽しい音楽生活の夜は更けて行くのでした。まだまだ続きますよ。

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