アナログレコード再生プロジェクト（４５）

更新日：２０１７年６月２７日
長渕剛を聴く
今回は長渕剛さんを聴きます。初期のアルバムを集中的に鑑賞しました。若かりし頃の長渕さんの歌が時代の流れを感じさせてくれます。
（風は南から：1979年）
A面1曲目「俺らの家まで」、やっぱり長渕さんはこんな初期の頃の歌が私は大好きです。1枚目のオリジナルアルバムですが、この曲はシングル曲でしたので、とても懐かしく聴いています。歌声がとても優しく感じます。アレンジもとてもシンプルで良いです。いかにも70年代後半のサウンドです。A面3曲目「いつものより道もどり道」、おっとこれはいかにもフォークソング的な感じです。もちろん全部フォークソングなのですが、歌詞で聴かせる歌ですね。どの曲もとても優しく聞こえます。メロディに懐かしさを感じます。A面4曲目「訣別」、どの曲もとてもシンプルですが、この曲はアコスティックギターとボーカルのみです。でも、とても重圧感があるサウンドに聞こえます。歌詞がそうさせているかもしれません。長渕さんのボーカルも素敵です。ハーモニカも良いアクセントになってます。B面1曲目「待ち合わせの交差点」、ちょっとリズミカルなサウンドです。長渕さんのボーカルが光ります。その高音に抜けるところがなんとも言えなく良いのです。いきなりの女性ボーカルが入ってびっくりしますね。面白い曲でした。女性ボーカルとハモるところもとても気持ち良いです。B面3曲目「今宵最後のブルース」、とても綺麗なサウンドです。音のひとつひとつが瑞々しくはじけています。基本はボーカルとギターにハーモニカでサウンドはとてもシンプルですが、ギターが多重に入ってますので、音にはとても重みがあります。B面5曲目「巡恋歌」、長渕さんの曲の中の名曲のひとつと私は思います。ボーカルも歌詞もメロディもとても良いと思います。サビの部分が心に響いてきます。シングル曲でしたので、とても思い出深い曲です。何回聴いてもサビが良いのです。それにしても30年以上も前のアナログレコードからとても良いサウンドを聴かせてくれるなんてとても幸せなことですね。いつも人生を思い出させてくれるアナログレコードに感謝です。
（逆流：1979年）
A面1曲目「風は南から」、いつ聴いても長渕さんのボーカルは良いです。とても優しい声です。すみません、この曲は多分、今初めて聴いていると思います。シングル曲しか知りませんでしたから。今更ですが、何か新しい長渕さんを発見したような気持ちです。この歌も良いですね。何か一種の爽やかささえ感じます。A面3曲目「順子」、名曲中の名曲、大ヒット曲です。心がじーーんとしてきます。懐かしさを感じます。そしてこのメロディが最高に良いのです。間奏のアレンジも納得。長渕さんが優しく歌っています。サビが覚えやすくていつも口ずさんでいた記憶が蘇ります。A面4曲目「素顔」、ちょっと寂しげなメロディです。長渕さんのボーカルがリードして歌詞で聴かせてくれます。語りかけてくれてるような歌い方がとても好きです。B面2曲目「ひざまくら」、弾き語り風で始まりました。フォークソング的なサウンドです。どの曲を聴いても長渕さんのボーカルは優しさが漂ってきて最高です。この曲のアレンジはアコースティックギターのみでボーカルが光っています。B面3曲目「祈り」、これは名曲のひとつではないでしょうか。サビの部分がとても印象的です。そんな当時の記憶が蘇ります。少しポップス調なサウンドです。歌詞もよくて、なんかしんみりとした気持ちになります。でも決して暗くはなく、すっきりしています。B面5曲目「逆流」、アルバムの最後に相応しい選曲と思います。少し力強さが勝っている長渕さんのボーカルが明日への勇気を与えてくれます。とても良い曲でした。今こうして当時のままのオリジナルアルバムが聴けるのもアナログレコード盤のおかげです。ありがとうございます。
（乾杯：1980年）
A面1曲目「決心」、前の2作に比べてアレンジが少し派手になりました。このくらいが音楽としては聴きやすいかもしれません。長渕さんのボーカルがリードする曲としては変わらないと思いますが、楽しく聴くことが出来ます。この曲のメロディも良いです。長渕さんのボーカルも優しく聞こえます。A面2曲目「プロポーズ」、長渕さんの独特のメロディラインが長渕節とよばれる部分でしょう。声が裏返るところもちょっぴり可愛く聞こえます。とても前向きな歌詞で元気をもらえます。A面5曲目「もう一人の俺」、おっと、これは長渕さんお得意のおたけびソングになっています。でもメロディはとてもポップな印象を受けます。歌謡曲のようにも聞こえます。サビのメロディがとても印象的で心に残ります。癖になるサビですね。長渕さんの意気込みがこちらにもビシビシと伝わってきます。とても良い歌でした。B面1曲目「プライベート」、とても美しいアコスティックギターのイントロで始まりました。伴奏も含めてギターのみの曲になっています。こんな曲もいいですね。長渕さんの歌声もとても美しいです。最もフォークソングぽいサウンドです。歌詞も美しく感じます。メロディも優しいです。B面3曲目「ヒロイン」、シングル曲ですね。なんともいえないせつないメロディラインがとても懐かしく感じます。私は好きな曲のひとつです。間奏のアレンジもせつなさを漂わせています。長渕さんの女目線の歌詞がそれをより増幅させています。サビの部分のメロディと歌詞がとても印象的です。何か当時を思い出します。B面5曲目「乾杯」、後にシングルとして大ヒットする曲です。この時代のアルバムに入っていたのですね。今聴いても良い歌です。心にしんみりと響いてきます。聴いても良し、歌っても良し、とても前向きな気持ちにさせてくれる歌です。その曲を今こうして再現して聴かせてくれるこのアナログレコードに感謝しましょう。このアルバムもとても良かったです。
（シングルコレクション FROM T.N.：1983年）
最後にベストアルバムをチョイスしました。どの歌もヒット曲ばかりです。A面4曲目「春待気流」、このウキウキサウンドになんともいえない楽しさを感じることが出来ます。とても前向きな歌と私は思っています。サビの部分のメロディがとても好きです。B面2曲目「夏の恋人」、まるで70年代のグループサウンズのようなサウンドの作りにしてあるようです。ちょっと長渕さんには変わった曲かもしれないと思うのは私だけでしょうか。アレンジがまさしくそのように聞こえます。グループサウンズの曲のように。その中で長渕さんのボーカルがとても綺麗な声で響いています。B面5曲目「恋人時代」、この曲も私は好きです。80年代の雰囲気がとてもよく出ている歌詞とメロディです。サビの部分が最高に良いサウンドです。B面6曲目「GOOD-BYE青春」、これも長渕さんの名曲のひとつです。私はよくカラオケで歌います。全体的なメロディが何か心に響いてくるのです。そしてとても懐かしさを感じさせる曲なんです。誰のせいでもないんですが、ライライライで雨になれ、うーーん、とても良い曲です。長渕さんの初期の頃の歌って全て好きです。とても良いアルバムでした。そうなんです、ベストなのですから。
それにしても聴きたいアナログレコードって沢山ありますよね。まだまだ出てきそうです。次回はアイドルに戻りたいと思っています。ちょっとマイナー路線かも。でも中古レコード屋で見つけてしまったのですから。ご期待下さい。

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