アナログレコード再生プロジェクト（１２）

更新日：２０１６年２月４日
松田聖子を聴く(1)
私的なアナログレコードブームに乗って、今回から聴くレコードの大半は中古品をレコード屋で購入したものです。年代的には70年代後半から80年代前半の音楽が私にドンピシャです。手始めに松田聖子さんのレコードを聴いていきましょう。発売年代を逆戻りしていきます。私自身、マスターがアナログマスターテープと思われるレコードに興味があります。従ってレコードのチョイスもそのようになっていることをご理解下さい。まずはこの4枚からスタートしましょう。
（The 9th Wave・1985年）
私の住んでいる街にも幸いレコード屋さんがあります。このLPはそこで購入しました。とても透明感のあるサウンドです。やっぱりアナログレコードはとても良い音に聴こえます。聖子さんの澄み切ったボーカルは最高です。音に広がりがあり、さすがSONYさんの録音、というところでしょうか。シングル曲「ボーイの季節」ってこんな曲でしたっけ。とてもしっとりとした曲ですね。全体的にちょっと難しいサウンドが多いです。もう少しノリノリのメロディラインの曲も欲しいです。シングル曲「天使のウインク」は最高です。やっぱりアップテンポでないと、聖子さんの曲は。高音の響きも自然で爽やかです。
（Windy Shadow・1984年）
市内のレコード屋さんで購入しました。聖子さんの声が少し大人びて聴こえます。気のせいかも。A面1曲目「マンハッタンでブレックファースト」はベスト盤でよく聴く曲です。ベストに入るだけあって、なかなかの良く出来た曲ですね。録音はとても良いと思いますが、全体的にインパクトに少し欠けるサウンドになっているように感じます。この辺は好みの問題もあることなので気にしないで下さい。B面2曲目「MAUI」は好きになりました。この曲全体的にいいですね。細野さん作曲「ピンクのモーツアルト」は名曲です。とても安心して聴いています。5曲目「Star」はスケール感があり、ボーカルも良く、サウンドGoodです。
（Tinker bell・1984年）
これも市内のレコード屋さんで購入しました。なぜか「さ・し・す」の音が少しジャリ気味です。中古品からでしょうか。でもレコードの録音は良いと思います。毎回感じますがへたなCDよりよっぽど良い音がしています。リズミカルな曲が多くて好みの一枚です。全てから元気がもらえる感じです。どの曲を聴いても聖子さんは歌がうまいですね。感心します。「時間の国のアリス」「Rock'n Rouge」のシングル曲以外もサウンドクオリティは高いです。B面ラスト「Sleeping Beauty」はとてもしっとりした曲で良いですね。
（Canary・1983年）
市内のレコード屋さんで購入しました。結構低音豊かに録音がされています。私の好きなサウンドです。A面2曲目「Canary」アルバムタイトル曲で聖子さん作曲のクレジットがあります。かなり私好みのサウンドです。とても良いのではないでしょうか。時々小さなプチ音は出ますが、それがまたひとつのアナログレコードの醍醐味であります。しかしながらなぜアナログレコードはCDより良い音に聴こえるのでしょうか。アルバムにはシングルベストで聴く以外の曲が多いのでとても新鮮に聴こえます。B面2曲目「Wing」はしっとりとした中にも力強さがあり好きになりました。
当時の私は聖子さんの大ファンでもなく、とても歌がうまいアイドルだなーーって印象でした。まあヒット曲連発でしたから、Kyon2とは比べるもなく、偉大な女性歌手でしたが。この歳になって聴くと、聖子さんと同世代ですので、とても共感が持てます。まだまだアナログレコードは続きますよ。ご期待下さい。

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